Skype + Google Docs = 即席ムードボード でデザインイメージ共有

知ったばかりのムードボード。さっそく、id:sakamataさんの段取りで、Skypeの会議通話とGoogleドキュメントを使って、デザイナーさんとのイメージ共有が実現できました。
SkypeGoogleドキュメントでの組み合わせでのムードボードは、意外にもネットで紹介されていないようなので、知っている人には当然すぎる情報も含めて、使い始めから使い方までご紹介したいと思います。

まず、Skypeですが、ネットとパソコンがあれば、無料で音声通話、ビデオ通話、テキストチャットができるP2Pアプリケーションです。P2Pとは、このSkypeの場合、通常の電話とは違い、中央の交換機を介さずに、パソコンにインストールされたアプリケーション同士で1対1の通信をおこなう方式のことです。このP2Pが、サービスを無料で提供できる技です。
Skypeを使い始めるには、
http://www.skype.com/
からアプリケーションをダウンロード、インストールして、アカウントを作成します。アカウントIDは一意な文字列を使い、これがSkype通話同士の電話番号となります。有料のオプションを使えば、Skypeから一般的な電話にも電話をかけることもできますし、また、逆に、一般電話からSkypeに電話をかけることもできます。
パソコンにインストールされたSkypeアプリケーションは、常駐し、常に発信・受信が可能な状態です。知らない人からメッセージがくることもありますので、特に関心がなければ、無視を選びましょう。また、自分が在籍な状態かを、自分のSkypeに登録した他のメンバーに通知できる機能もあります。私たちは、これを利用して、簡単なテキストメッセージをやり取りしたりすることもあります。音声通話、ビデオ通話はあらかじめ開始時間を決めておくか、チャットで今大丈夫かを確認してから通話するようにしています。携帯よりも礼儀正しい使い方ですね。

次に、Googleドキュメント。使い始めるには、Googleのアカウントが必要なので、
http://www.google.co.jp/
の右上にある、ログインを選び、アカウントを作成をしてください。
アカウント作成には、メールアドレスが必要です。もし、メールアドレスを持っていない場合は、Googleページの左上にある、Gmailを選んで、Gmailアカウント登録をして、無料のメールアドレスを取得してはどうでしょう。Gmailアカウントは即Googleアカウントとなります。
Googleアカウントが作成できたら、Googleドキュメントは、Googleページの左上にある、moreからドキュメントを選ぶと使い始めることができます。

Skype会議通話もGoogleドキュメントも無料。コルクボードも印刷も不要な即席ムードボードの完成です。
今回、id:sakamataさんが、抱いているイメージに合った画像をGoogleドキュメントに貼り、イメージを音声通話で共有しました。メンバーそれぞれが、画像や言葉で語られるイメージに対して、自分の好きな画像をWebサイトからGoogleドキュメントにドラッグ&ドロップしたり、URLをSkypeのチャットでやり取りしたりして、イメージの理解を深めました。デザイナーさんは、イメージの理解にとどまらず、制作し始めるデザインの方向性までもイメージできたのではないかと思います。

最後に、デザインつながりのお話を。2002年スタンフォード大学によって、Webサイトの信頼度を、一般人がどのように判断するのかという調査が行われました。結果は、サイトを運営している会社や内容などよりも、デザインでサイトの信頼度を判断する人が多かったというのです。
http://japan.internet.com/wmnews/20021101/10.html
デザインを「見た目」だけと解釈すると、誤解されやすいかもしれません。人は「見た目」だけでないものをデザインから本能的に読み取っているんだと考えたいですね。