この先、世界がどうなるか、己は何をすべきか、そのことを考えながら、やらんといかん。

タイトルは、NHK大河ドラマ龍馬伝』の寺田屋騒動で、龍馬が弥太郎に、自分のしようとしていることを告白して、別れ際に強く語った言葉を、ちょっと言い換えてみました。
世界がどう変わろうと、自分という人間を強くもっていれば、怖くはない。その上で、この先に起こるであろう変化の予兆をとらえ、自分はどう行動すべきかを考える。このドラマで描かれている幕末の激変には、今の世の中にも起きている変化や予兆があったりと、人ごとじゃないですよね。
そう思ったあなた、来週末、2010年10月23日に東京三鷹で行われる通貨にまつわる勉強会に参加してみてはいかがでしょうか。

勉強会の参加については、http://happy-project.appspot.com/news.html を参照してください。

勉強会の発端は、通貨を中心とした経済という視点ですが、それだけにとらわれれず、環境、社会、エネルギー、情報、イノベーション、政治、文学、文化と多方面から客観的に予兆を分析する勉強会に発展していくんではないかと思っています。まさに、あなたにとって、この先、世界がどうなるかを考える場になると思います。

追記で、私の近況です。おひさしぶりです。
昨年末から今年の長い夏が終わるまで、私は、世の中の流れを感じ取りながらも、大きな停滞と大きな変化の両方を味わっていました。
私にとっての大きな停滞は、数字のやりとりとしての通貨という視点だけでは、判断を見誤りそうな予感を感じとっていた事です。
2月の勉強会では、私も発表したのですが、直前まで発表内容が決まらず、この感覚を反芻していました。
最終的に、お金に色をつけてみるとどうなるかという提案に落ち着きました。紙幣には各国のデザインが施されているように、各自が好きなデザインの画像などを持ち寄ることで、それらがシンボルとなり、環境やエネルギーといった難解なテーマを一目でわかるコンテキストに形成することができるのではないかと思ったのです。
この発表の成果があってか、次にやってきた大きな変化を受け止めることができました。発表会直後にも共感してくれた方がいて、同じ感覚を共有できたのも嬉しかったです。
今年は世の中的にも大きな変化がありました。その変化の影響は携帯業界だけにとどまらない新しいデバイスの登場です。
そして、私のこれまでのある考え方を180度方向転換させてしまいました。
特に、auから発表されたAndroidスマートフォンIS03は、いろいろな可能性を感じさせます。
どんな可能性かは、また、お会いしたときに。

通貨に関する勉強会「お金の未来、僕らの未来」(2010-02-13三鷹)、再度のご案内

前回の日記でご案内中の通貨に関する勉強会の続報です。
参加費や2次会の懇親会の会費が決定しましたので、再度のご案内です。
とにかく、はじめての方も参加しやすいように、参加費含め、勉強会中のルールなどを明確に決めておきました。

「お金の未来、僕らの未来」〜新たな通貨の提案と試み〜
 日時:2010年2月13日(土)13:00〜17:00(12:50開場)
 会場代協力費(参加費):お一人300円
 場所:三鷹産業プラザ 705(桜)会議室

 17:00から懇親会(2次会):
    お一人2,000円で近くのパン屋さんでほぼ貸し切りで行います。
    こちらもお気軽にご参加ください。

 詳細:http://happy-project.appspot.com/news.html もしくは、
    http://atnd.org/events/2899 をご覧ください。

 ルール:勉強会の様子などをストリーミング放送などの
     参加者個人が特定する写真や映像、音声で、
     一般公開することはご遠慮いただくようにアナウンスします。
     Twitterやブログなどのテキスト情報は、
     会場のネットからも書き込みOKです。

地域通貨補完通貨などの新しい通貨に関する取り組みについて、みなさんと一緒に考えたいと思っています。
勉強会のメインは、複数の発表&質疑応答形式で行います。2,3の若干長めの招待講演的なものに加え、短めに多くの人が発表できるプログラムを用意していますので、ちょっと発表させてくれ、というのもOKですので、是非、ご相談ください。
発表だけでなく、自由なトークで、お互いにコミュニケーションできるプログラムもあります。なかなか探すのが難しいこのテーマを追求する方とお話できる良い機会ですので、年齢性別問わず、お集りいただければと思います。実際、かなり年齢幅は広く、少ないですが女性の方もいます。
会費は、みなさんが気軽に気持ちよく参加できるだろうと思うところまで切り詰めてみました。完全に赤字ですので、若干余裕のある方、おつりはいらんよ、くらいな感じで協力いただけると助かります。万が一、余ったとしてもどっかの裏金のように、私的な飲み食いなんかには使わず、次回の勉強会へ繰り越させていただきますので、応援よろしくお願いいたします。

最後に、発表されるであろうキーワードを列挙しておきます。

と、通貨は何にでも関係するので、ほぼジャンルはないと思ってもらっていいでしょう。前回同様、異種格闘技です。

では、ファースト・コンタクトは、happy.project.contact@gmail.com までどうぞ。

通貨に関する勉強会をします。是非、ご参加ください。

通貨に関する勉強会を実施することが決まりました。
草の根の底力を見たい人、語りたい人、参加したい人は、是非、ご参加にご協力ください。
前回の規模の2倍の定員で、集まるのかどうかが心配なんです。。。どんとこいです。でも、早めにメールくださいね。
語りたい方も、申し出てくださいね。通貨という文脈からそれほど外れていなければ、たいがいの発表は問題ないです。異種格闘技戦でいきましょう。私も、通貨というシステム論に対して、人の心というテーマを引っさげたいかなとも思っているくらいですから。。。
とつぶやいて、下記、日程と場所と参加要領の詳細です。

「お金の未来、僕らの未来」   〜新たな通貨の提案と試み〜
日時:2010年2月13日(土)13:00〜17:00
            (17:30より懇親会を開催します。)
場所:三鷹産業プラザ 705(桜)会議室
    (プロジェクター、ネットワーク環境有り)
http://www.mitaka.ne.jp/plaza/access/index.html
定員:最大50名
費用:会議室代と雑費代を参加人数で割ります。
(500〜1,000円程度を予定)
*:懇親会のみの参加もOKです。

参加申し込み方法 happy.project.contact@gmail.com まで以下の内容をコピー&ペーストで記載してご応募をお願いいたします。
懇親会のみの参加の方は、「懇親会のみ」と追記をよろしくお願いいたします。

                                                                                                                    • -

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ブログURL(任意)
http://
ご職業、普段のご活動など(任意)
(                           )

詳しくは、http://happy-project.appspot.com/news.html をご参考ください。

東のエデン 劇場版I The King of Eden

見てきてしまった。。。もう、公開劇場が少ないんだから。でも、おかげで気合い入れて、聖地まで見に行くことができました。
以下、ネタバレは書いていないつもりです。
当ブログでも、TV版のおもしろさと我々のHappyプロジェクトとの類似点に興奮したのはお伝えしました。
全体の感想として、一言で言うと、「現実、reality,リアル」でした。苦い現実、アメリカ人が喜びそうなreality,甲殻っぽいリアルってとこです。
私にとって劇場版は、興奮したTV版に対して、一つ一つベールがはがされるように、ヒートダウンさせるものでした。最後は、冷やし過ぎで、ゾクッとしてしまったくらいです。言っておきますけど、あくまで私の感想ですよ。
2010年3月公開予定の「東のエデン 劇場版II Paradise Lost」を盛り上げるための仕込み、と思えば納得かな。期待しています、Paradise Lost

宇宙 始めっぞ

おかげさまで、先月、「みんながHappyになる新しい取り組みを語らう」と題したHappyプロジェクト懇親会は、ブログの呼びかけで初めて参加してくれた方も交えて、10名以上で宴を楽しむことができました。今回、参加されていた方々とは、プロジェクトを中心に緩い紐帯は結べてはいるのですが、お互い初めて顔を合わせる方も多かったため、一抹の不安を抱えての懇親会でしたが、出だしからまさかのハプニングで、不安は吹き飛びました。
一次会は予定時間をオーバーして盛り上がりました。開始時間が遅かったこともあり、二次会では終電時間がすぐに来てしまい、参加されたみなさんには、慌ただしくさせてしまい、ごめんなさい。やっぱり二次会の場所を決めておけば良かったかな。
それと、今回参加できなかった方には、日程が連休前の平日という最悪な組み合わせで、ごめんなさい。次回は、もっと参加しやすい日程にしますね。それと、気軽に足を運べる場所ですね。
参加者の中には、10年前の『エンデの遺言』が放送される頃から、地域通貨に着目している大先輩もいらっしゃって、人の輪としてはつながった感じがしました。でも、お題目だった、みんながHappyになる新しい取り組みを語らうことはできたのだろうかと、ちょっとものたりなく思っていました。というのも、私といえば、宇宙、宇宙、と連呼するばかりで、うまくお題目に沿ったお話ができていなかったみたいので。
ところが、連休中に、Googleグループ(クローズドです)でバックミンスター・フラーの「宇宙船地球号」にまで話が展開したのは、うれしかったです。懇親会で、そのとき話題に上がったエネルギー問題と絡んで軌道エレベーターというキーワードがきっかけでした。思わず、斉藤賢爾さん著『不思議の国のNEO』の講演で紹介されていたフラーの言葉を引用しました。

「既存の現実と闘うことではけっして物事を変えられない。 
     何かを変えるためには既存のモデルを時代遅れにする新しいモデルを打ち立てよ」 
  — バックミンスター・フラー 


世界天文年もあとわずか。駆け込みのように、アニメ『TO』が始まりましたね。原作は、コミック『2001夜物語』。ちょうど直前に、数話だけ読んでいました。

夢で終わらせない、そろそろ、宇宙始めっぞ。

Happyプロジェクト

告知です。懇親会やります。気になっていた方、この機会にお会いしませんか。

 Happyプロジェクト懇親会
 〜 みんながHappyになる新しい取り組みを語らう 〜
 日時:11月20日夜
 場所:新宿

まだ、場所は確定していません。参加希望の方は、happy.project.contact@gmail.com までメールください。
本当は、勉強会をやりたかったのですが、時間的に余裕がなくて、勉強会は、来年2月以降にのばしました。懇親会では、勉強会の計画の話もあると思いますので、勉強会に興味ある方も一緒にお話しましょう。
前回は、「エンデの遺言」がキーワードでしたが、次回は、H・G・ウェルズ「解放された世界」がキーワードに加わりそうです。


近況です。「通貨をデザインしよう」をテーマにこのブログを始めて、id:sakamataさんと出会い、今現在、Happyプロジェクトという名で同じ興味を持つ仲間と取り組んでいます。
Happyプロジェクトは、テーマは通貨だけでなく、みんなをHappyにするかもしれない新しい取り組みをするひとを応援する、Happyマルチプロジェクトに進化させたいと思っています。Openという単語を冠したプロジェクトや仕様、サービスがあるように、Happyなんとかというプロジェクトをたくさん作りたいなと。
そう思って、活動しているなかで、私たちのネットワークが大きく変化していると感じたのが、フォーグッド(4good)にプロジェクトとして参加できたことです。はてぶでフォーグッドをブックマークして、「アカウント欲しい」とコメントしたら、しばらくして、id:kousyouさんから招待いただいたのです。
今後も取り組みを続け、この輪を広げていきたいと思います。

7分以内で軽く話す、197X LT Party #2

勉強会はブログに報告するまで、なんですが、すごく遅いレポートなので、こっそりとアップ。
先日、197X LT Party #2 に id:sakamataさんと一緒に参加してきました。
このパーティーはなんなのかというと、1970年代生まれが人前で軽く(lightning)話す(talk)というオフ会です。197Xの変数Xはどんな数字でもOKよ、ということで、まあ、自称これから時代を担っていく若者たちの創発的な勉強会といったところでしょうか。
このイベントを知ったのは、ちょうどこのころ気になっていたブログをチェックしていたときでした。面白そうだと思い、sakamataさんとHappyプロジェクトでチーム参加しようと決めました。
オフ会の事前の呼びかけでは、参加予定人数が70名、発表者予定数が26名、キャンセル待ちがでるほどで、当日は一人7分程度で開始時間13時から18時まで、ものすごい勢いで、次々とプレゼンが行われました。
さながら、プレゼンのTwitterといった様で、これにオーディエンスからの評価を統計なんかしたら爆笑レッドカーペット状態ですね。実際のところ、プレゼン中は笑いが絶えず、とても面白かったです。
発表内容は、特にテーマが決められていた訳ではないですが、参加者の多くがIT業界関連だったため、IT技術に関する内容が多かったです。それと、発表時間の終了をドラで告げるドラ娘以外はみんな男でした。せっかく発表内容がカオスなので、次回は、女性の参加に努力したいところですね。

さて、次々とプレゼンされる内容で、私がメモした事柄について、ここにペーストしておきます。
アイスブレイク、この言葉は初めて知りました。アイスブレイクをうまく起こすファシリテーション技術、このオフ会でもアイスブレイク、起きていましたね。
ソーシャルアプリ、私たちのHappyプロジェクトもソーシャルブログパーツを目指しています。ネットのトレンドがこの方向に向かっていることを実感できました。
ドミニオン、カードゲーム、私が最近興味をもっているゲームがカードゲーム。あ、でも、遊んだ事はなくて、どんな風にして遊ぶのかが分からなかったので、とても参考になりました。
CouchDB、認証がないのがゆるくてカウチでユニークな点なのかなと思ったけど、書き込み権限などの機能はあるとのこと。アイデアも面白くて今後が楽しみ。
法制度社会変革、視点が私たちのプロジェクトに近かったので共感できました。
行政書士、最近なにかと出会いが多いです。
クォーツコンポーザー、チェックしとこうっと。

メモは以上なのですが、みなさんの話しに夢中でメモできなかったものもたくさんです。今後もLT Party、続けて欲しいですね。

プレゼンのトリを飾ったのは、sakamataさんの発表でした。この時間にはお酒も配られていて、どんな状態で発表できるか心配でしたが、みなさんの集中力は続いていたようです。さすが、情報収集能力に長けたみなさん、いくつかの仮想通貨プロジェクトとの違いに興味をもってもらったようです。sakamataさんのプレゼンで、私たちの気持ちを含めて正しく伝わったように思います。ただ、今回はサブキーワードとして紹介した『エンデの遺言』を知っている人は少なく、数名でした。これは意外でしたが、反面、まだまだ、私たちの活動が続けられるなと実感しました。
エンデの遺言』は書籍と動画があります。懇親会では、私たちの目の前で、iPhoneで書籍を購入していただいた方もいて、リアルに手応えのある反応を目にできたのがとてもうれしかったです。この『エンデの遺言』ですが、10年も前に放送・出版されたものです。当時、この放送によって、日本にも多くの地域通貨が生まれました。書籍も動画も減価するお金や地域通貨を紹介してお金を根源から問うというスタイルになっています。
エンデの遺言で、私が重要だと感じるのは、放送の最後でも語られていますが、『人々はお金を変えられないと考えていますが、そうではありません。お金は変えられます。人間が作ったのですから。』の箇所です。さらに私は、この箇所で「お金」に気を取られるのではなく、考え方や気持ちが重要だと思います。お金だけじゃないと思うのです、さまざまな思い違いや勘違い、または観測すらもしていなかった、当たり前と思い込んでいたものがあるんじゃないでしょうか。それが、自然のものだと、必要十分かどうかは分かりませんが科学というフレームワークがすでに出来上がっています。しかし、人間がつくってしまったものについては、これといったフレームワークを知りません。そのなかで、取り残されていた最たるものがお金だったのかなと。
このフレームワークを実践する人を、最近読み始めたんですが、『ブラック・スワン』では、実証的懐疑主義者といってますね。(私の解釈では、多分、そういうことでしょう。)

プレゼンの後は、そのまま席を横へやって立食スタイルで懇親会が始まりました。立ち話のなか、用意していた次の一枚ペラを、興味持ってもらった方々にお渡ししました。

これらの項目のリンク先の日付で実感できると思いますが、実はこのHappyプロジェクト、sakamataさんの構想から数年の年月が経って、今に至っています。このプロジェクトの生半可でない思いを感じてもらえると思います。が、私はといえば思いだけで、プログラミングの方は、思うようには進めきれていません。懇親会でも打ち明けていましたが、特に実装方法にこだわらず、複数のチームで多実装されるのも良いと思っています。
ざっくりと、私が考えている実装方法ですが、サーバは、Google App Engineを使って、すべて無料でやり繰りする。最初のクライアントは、Flashベースで開発し、認証はOpenIDをRPで利用する。サーバ側のWeb APIを公開すれば、クライアントは、オープンに開発してもらうのもありかなと考えてますし、サーバも無料でやり繰りできないときがやってきたら、サーバ間連携やP2Pへの展開なども、みんなでプロジェクトを進めることができると面白いなと思っています。
作り上げるだけでなく、このプロセスのなかで副次的な成果をたくさん得る事を期待しています。
私の開発メモとしてWikiにまとめ中です。目の前の壁は、OpenIDGoogle App Engineで使うことです。このWikiサイト、見てもらうと技術的な参入障壁の低さを感じてもらえると思います。フォローいつでも歓迎です。また、私は教えるのも大好きなので、プログラミングを始めてみたいという方も大歓迎です。

最後に、今回のLTの後に見つけたのですが、AMNが主催を予定しているWISH2009でも、プレゼン7分間ですね。Twitterの140文字といい、プレゼンの7分間も定着しそうな数字です。最初、AMNの企画をブログで知ったとき、一瞬参加したいと思って良く読むと、なにやら企業向けっぽそうと感じてしまいましたが、7分という時間を聞いて、もしや私たちのような弱小プロジェクトもOKなのかなとちょっと期待しました。そんな、可能性を与える時間ですよね7分って。