7分以内で軽く話す、197X LT Party #2

勉強会はブログに報告するまで、なんですが、すごく遅いレポートなので、こっそりとアップ。
先日、197X LT Party #2 に id:sakamataさんと一緒に参加してきました。
このパーティーはなんなのかというと、1970年代生まれが人前で軽く(lightning)話す(talk)というオフ会です。197Xの変数Xはどんな数字でもOKよ、ということで、まあ、自称これから時代を担っていく若者たちの創発的な勉強会といったところでしょうか。
このイベントを知ったのは、ちょうどこのころ気になっていたブログをチェックしていたときでした。面白そうだと思い、sakamataさんとHappyプロジェクトでチーム参加しようと決めました。
オフ会の事前の呼びかけでは、参加予定人数が70名、発表者予定数が26名、キャンセル待ちがでるほどで、当日は一人7分程度で開始時間13時から18時まで、ものすごい勢いで、次々とプレゼンが行われました。
さながら、プレゼンのTwitterといった様で、これにオーディエンスからの評価を統計なんかしたら爆笑レッドカーペット状態ですね。実際のところ、プレゼン中は笑いが絶えず、とても面白かったです。
発表内容は、特にテーマが決められていた訳ではないですが、参加者の多くがIT業界関連だったため、IT技術に関する内容が多かったです。それと、発表時間の終了をドラで告げるドラ娘以外はみんな男でした。せっかく発表内容がカオスなので、次回は、女性の参加に努力したいところですね。

さて、次々とプレゼンされる内容で、私がメモした事柄について、ここにペーストしておきます。
アイスブレイク、この言葉は初めて知りました。アイスブレイクをうまく起こすファシリテーション技術、このオフ会でもアイスブレイク、起きていましたね。
ソーシャルアプリ、私たちのHappyプロジェクトもソーシャルブログパーツを目指しています。ネットのトレンドがこの方向に向かっていることを実感できました。
ドミニオン、カードゲーム、私が最近興味をもっているゲームがカードゲーム。あ、でも、遊んだ事はなくて、どんな風にして遊ぶのかが分からなかったので、とても参考になりました。
CouchDB、認証がないのがゆるくてカウチでユニークな点なのかなと思ったけど、書き込み権限などの機能はあるとのこと。アイデアも面白くて今後が楽しみ。
法制度社会変革、視点が私たちのプロジェクトに近かったので共感できました。
行政書士、最近なにかと出会いが多いです。
クォーツコンポーザー、チェックしとこうっと。

メモは以上なのですが、みなさんの話しに夢中でメモできなかったものもたくさんです。今後もLT Party、続けて欲しいですね。

プレゼンのトリを飾ったのは、sakamataさんの発表でした。この時間にはお酒も配られていて、どんな状態で発表できるか心配でしたが、みなさんの集中力は続いていたようです。さすが、情報収集能力に長けたみなさん、いくつかの仮想通貨プロジェクトとの違いに興味をもってもらったようです。sakamataさんのプレゼンで、私たちの気持ちを含めて正しく伝わったように思います。ただ、今回はサブキーワードとして紹介した『エンデの遺言』を知っている人は少なく、数名でした。これは意外でしたが、反面、まだまだ、私たちの活動が続けられるなと実感しました。
エンデの遺言』は書籍と動画があります。懇親会では、私たちの目の前で、iPhoneで書籍を購入していただいた方もいて、リアルに手応えのある反応を目にできたのがとてもうれしかったです。この『エンデの遺言』ですが、10年も前に放送・出版されたものです。当時、この放送によって、日本にも多くの地域通貨が生まれました。書籍も動画も減価するお金や地域通貨を紹介してお金を根源から問うというスタイルになっています。
エンデの遺言で、私が重要だと感じるのは、放送の最後でも語られていますが、『人々はお金を変えられないと考えていますが、そうではありません。お金は変えられます。人間が作ったのですから。』の箇所です。さらに私は、この箇所で「お金」に気を取られるのではなく、考え方や気持ちが重要だと思います。お金だけじゃないと思うのです、さまざまな思い違いや勘違い、または観測すらもしていなかった、当たり前と思い込んでいたものがあるんじゃないでしょうか。それが、自然のものだと、必要十分かどうかは分かりませんが科学というフレームワークがすでに出来上がっています。しかし、人間がつくってしまったものについては、これといったフレームワークを知りません。そのなかで、取り残されていた最たるものがお金だったのかなと。
このフレームワークを実践する人を、最近読み始めたんですが、『ブラック・スワン』では、実証的懐疑主義者といってますね。(私の解釈では、多分、そういうことでしょう。)

プレゼンの後は、そのまま席を横へやって立食スタイルで懇親会が始まりました。立ち話のなか、用意していた次の一枚ペラを、興味持ってもらった方々にお渡ししました。

これらの項目のリンク先の日付で実感できると思いますが、実はこのHappyプロジェクト、sakamataさんの構想から数年の年月が経って、今に至っています。このプロジェクトの生半可でない思いを感じてもらえると思います。が、私はといえば思いだけで、プログラミングの方は、思うようには進めきれていません。懇親会でも打ち明けていましたが、特に実装方法にこだわらず、複数のチームで多実装されるのも良いと思っています。
ざっくりと、私が考えている実装方法ですが、サーバは、Google App Engineを使って、すべて無料でやり繰りする。最初のクライアントは、Flashベースで開発し、認証はOpenIDをRPで利用する。サーバ側のWeb APIを公開すれば、クライアントは、オープンに開発してもらうのもありかなと考えてますし、サーバも無料でやり繰りできないときがやってきたら、サーバ間連携やP2Pへの展開なども、みんなでプロジェクトを進めることができると面白いなと思っています。
作り上げるだけでなく、このプロセスのなかで副次的な成果をたくさん得る事を期待しています。
私の開発メモとしてWikiにまとめ中です。目の前の壁は、OpenIDGoogle App Engineで使うことです。このWikiサイト、見てもらうと技術的な参入障壁の低さを感じてもらえると思います。フォローいつでも歓迎です。また、私は教えるのも大好きなので、プログラミングを始めてみたいという方も大歓迎です。

最後に、今回のLTの後に見つけたのですが、AMNが主催を予定しているWISH2009でも、プレゼン7分間ですね。Twitterの140文字といい、プレゼンの7分間も定着しそうな数字です。最初、AMNの企画をブログで知ったとき、一瞬参加したいと思って良く読むと、なにやら企業向けっぽそうと感じてしまいましたが、7分という時間を聞いて、もしや私たちのような弱小プロジェクトもOKなのかなとちょっと期待しました。そんな、可能性を与える時間ですよね7分って。